ballroom dance

ラテンの姿勢【上半身】

姿勢の要、アッパーボディー【上半身】

前回は首から頭にかけて姿勢について考えてみた。

今回は、上半身について書いてみよう

上半身は姿勢の要でありますが、姿勢だけでなく運動にも密接に関わってきます

運動を発生させやすい姿勢をとっていなければなりませんし、更に身体のバランスにも関わっていきます。

まずは、よく見かける姿勢を例にあげて書いてみよう

よくある姿勢

猫背状態

猫背は一番の典型的な悪い姿勢ですね

ダンスやった事ない人でも姿勢が悪いと思う事でしょう。

しかし、わかっていても意外とやりがちです。

左写真は少々ワザとらしいですが、、猫背の人は多いです。

本人はそんなつもりないんだけどね。。

考えられる猫背の理由

⑴下を(床や足元)見ている

前回の【首と頭】の時も書きましたが

自信がない時になりやすいですね。あとは無意識足元を確認しちゃう

他には進む方向の床を見て確認しちゃう

相手の足を踏まないように気を遣って距離を取ってる

コレも初心者の方は多いですね。特にスタンダードですけども

ホールドを組むとなる場合が多いですね

相手を見ている。見入っている

男の人に多いです。相手を見るのはいい事ですが

意識が相手に行ってしまって猫背になります‼︎

男性より女性の方が大体身長が低いので、男性は相手を見ていると相手と同じ高さになってしまいます。

わかりやすく言うと、テレビやパソコン・スマホなどを見ていると顔が近づいて姿勢が悪くなりますよね。

アレと一緒の理論です。

鳩胸状態

次にあるのは鳩胸

どこかの芸人さんみたいですね

トゥースとか。。。

さて、猫背よりは良いですが

鳩胸状態も良いとは言いにくいです

背中が潰れてしまうのと、ボディーが動きにくくなってしまうからですね

しかしながら、最初に良い姿勢を習うとコレになりやすいです

なぜなら、初心者の方にも

わかりやすいからです

そうです。一番最初に

胸を張る、ことを習いやすいです。

特に猫背の人は言われやすいです。

一番わかりやすく、手っ取り早く、効果的な改善点だからです

しかし、この鳩胸状態から卒業する事が難しい人が結構います

【いい姿勢の呪い】と私は思ってます。

パッと見、猫背よりは良い姿勢

そうなんです。最初に姿勢を気にする時は胸を張らせるのはよくある話です

私も猫背の人には、まずは胸を張って拡げてもらう意識を持ってもらいます。

最初に姿勢が良くなった経験が邪魔をする

これが鳩胸状態を卒業できない原因な人が多いと思います

競技会などで最初に成績が出て上達した実感が、そのまま足枷になって

変えられなくなると言うことがよくありますね。

良い姿勢はどうやって作ろう?

では、良い姿勢はどうやって作りましょうか?

真っ直ぐ

ある意味では、

何もしてない姿勢

リラックスした状態とも言えますね。

でも本当に何もしていないのでしょうか?

いえいえ、気をつける事はありますよ

まずはボールの上に骨盤・背骨、そして頭がまっすぐ地面から垂直に乗るようにしましょう。

では次に身体の前面と背面に分けて考えていきましょう

前面

前面は腹筋を使っています。

腹筋を集めると言う表現を私はしますが、

肋骨の中心、みぞおちの場所に向かってお腹を集めてくるような感覚です。

ここで大切なのは、みぞおちに向かって下から上へ外から中への方向にお腹を集めていきましょう。

お腹は体の中のほうに向かって下から上へ、引き上がっていくような感覚です。

これにより、骨盤を立てていきます。

背面

背面は、まず肩の部分に意識を向けましょう。

肩は外旋していて、背中の中心部の方向に集まってくるような形です。

次に肩甲骨はシンプルに外側に広がっていくような形で広げていきます。

背中を広げていく際に、肩を外旋していないと猫背になってしまいやすいので、気をつけましょう。

このように猫背になったり、鳩胸になったりせず、ただまっすぐな状態ではありますが、

体感覚は腹筋を使って体を上方向に引き上げて体を大きく膨らませているような感覚です

これを意識するだけでも、かなり感じが変わるんじゃないでしょうかー?

上半身部分の姿勢は踊りそのもの見栄えに直結しますし、踊りの印象もかなり変わってくるので、皆さんも一緒にやってみましょうね。

それではまた〜